園長先生の
のびのびLAND
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先日、ある保護者様から
幼稚園に行きたくない
とわが子が泣いて
困っている
というご相談を受けました。
自粛期間中はずっとお家にいて
それはそれは
天国ですよね
大好きなお家の人と一緒にいられて
好きな食べ物を食べて
好きな遊びをしていられる
ずっと
お家に居たい
子どもの立場になって考えたら
そう思いますよね
自粛期間中は
虐待や家庭内暴力が増えている
と言われていました。
毎日毎日
子どもがそばにいて
一時も離れず
お忙しい毎日を過ごしていたことと思います。
そのような中で
保護者の方はご苦労があったと思いますが、
お子様が
お家に居るのが一番いい
と思うのは
居心地の良い
安心する家庭を作っているのだと
思います。
逆に家にいるのが嫌だ
と言われる方が問題なのではないでしょうか
幼稚園に行きたくないというのは
お家の方のご配慮で
お子様は天国のような毎日を
過ごしていたのだと思います。
幼稚園は楽しいこともあれば
我慢をしなければならないこと
頑張らなければならないこと
があります
だからこそ
疲れますし
行きたくない
と思うこともあるでしょう
お預かりした限りは
いつか
幼稚園に行きたい!
と思ってもらえるように
私たちは努力致します。
先生が大好き!
お友だちが大好き!
と思ってもらえるように
努力をします。
その為には
お子様が泣き叫んでも
私たちのところへ
連れてきてください。
私たちが必ず
何とかしますので
お着替えもせずに泣き叫ぶならば
パジャマのままで
私たちのところに
連れてきてください。
幼稚園に来れば
周りのお友だちが体操服を着ているので
すんなりと
体操服に着替えてくれます。
そして
必ず一つ
楽しかった経験を
今日、します。
そして涙が止まるようになってきます。
泣くから…
子どもが行きたくないから…
と休んでしまうと
小学校へ行っても
行きたくない…
と言えば
休ませてもらえる
と思います。
休み癖がついてしまうのです。
一度
この休み癖を身につけてしまうと
小学校
中学校
そして
社会人になっても
嫌だから
休む
それが
普通になってしまいます
つまり
嫌なことから
逃げる人生を教えてしまうことになるのです。
私の息子も
年少組の時
二学期に入って暫くすると
ママと一緒にいたい
とバスに乗ろうとせずに大号泣でした
添乗の先生が
私にしがみついている息子を
私から剥がすように
バスの中に
連れ去って行きました。
ママと一緒にいたい〜
ママ〜
ママ〜
と手を伸ばして
無理矢理連れられて行く姿を
目の当たりにした時
辛くて
涙が出てきました。
幼稚園に着くと
担任の先生に抱きしめてもらって
落ち着いたことを
後から聞きました。
それからも
幼稚園に行きたくないと言い
泣き叫ぶ時はありました。
小学校へ行っても
行きたくない
という時もあります。
しかし
行きたくないとは言いますが
今ではしっかり自分で支度をして
歩いて学校へ行っています。
休むのが当たり前なのではなく
行くのが当たり前
ということが身について来たのだと思います。
泣くから…
行きたくないと言うから…
休ませよう
という母親の気持ちもわかりますが
心を鬼にして
幼稚園に行くことが当たり前である
という
習慣を身につけさせるということは
大切なことです。
いつか
できるようになるのではなく
今から
習慣を身につけさせるのです。
体が小さいうちであれば
暴れても
抱いて連れて行くことができます。
大きな体になってしまうと
抱いて連れて行くこともできず
諦めるしか方法がなくなります。
だから
今なのです。
私たちは
保護者様が連れてきてくだされば
全力でお子様をお預かり致します。
そして
先生大好き!
先生に会いたい!
と思ってもらえるように努力を致します。
私たちは
ぜったいに諦めません。
なぜなら
お子様の将来にとって
とても、とても
大切なことだからです。
そして保護者様が
どんなおもいで
泣くお子様を
私たちに預けてくださっているのかも
しっかり心にとめて
お子様をお預かり致します。
園長小山布由奈