園長先生の
のびのびLAND
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次女が入院しました。
この娘は、3回目の入院です。
初めて入院したのは
小学校1年生の時
風邪をこじらせて
喘息になり
入院しました。
看護師さんに
入院であることを告げられた時
なんでもっと早く気がついて
病院に連れて来てあげなかったんだろう…
こんな辛い思いをさせて…
娘が苦しい
と言うまでそのままにしていた事実、
自分の知識のなさが入院となった事実に
娘に申し訳なくて
涙が止まらなくなり
看護師さんの前で
号泣しました。
看護師さんが
大丈夫ですよ
と背中を撫でて落ち着かせてもらったこと
親の気持ちに寄り添ってくれたことを
今でも覚えています。
今回はまた別の病気です。
幼児期に誰もがかかるウィルス性の風邪に
今までかかることなく生きてきて
体が大きくなってからその病気にかかってしまって
悪化したそうです。
おたふく風邪などと同様に
大きくなってからかかってしまうと
入院したりするそうです。
娘は2週間近く
ご飯が食べられず
日に日に
衰弱していく様子を見て
限界を感じ
救急で病院に連れて行きました。
もう高校生なので
家でひとり
病と闘うことをさせていますが
まだ小さい時は
ママが必要な時期でも
そばに居てあげられなかったことは
きっといつまでも心残りだと思っています。
働いていると
「ママ〜」
と具合が悪く私を求めても
瞼をギュッと閉じて
「ごめんね、ママ仕事なんだ」
と私自身も涙を流しながら仕事に来ていました。
私が以前に子育てと仕事の両方を
同じくらいにしていたら
子育てするのか仕事をするのか、どちらかにして欲しいと
その時在職していた先生たちに言われたことがあり
休むことができませんでした。
以前にも話したことがありますが
子育てをしている私に対して
「遊んでいる」
と悪口を言われていた時期もありました。
いわゆる
育児ハラスメントです。
そういったこと含め
先生の質は低下していたと思います。
そして
途中退職者も出てしまうという時期があったのは事実です。
とても辛く悲しい出来事でした。
結婚しながら働いている人
子育てをしながら働いている人
が差別を受けていた時期があり
どうにかしなければならないと思い、
改革をしてきました。
現在は
反省と学びを活かし
改革をしてノウハウを作り
今があります。
そういう差別をしていた先生たちは
私のやり方に不満を持ち
退職しました。
私と同じ思いをして欲しくないと思い
子育てしながら働いている先生には
わが子が熱を出したら
休むことが当たり前
という状況を作り出しています。
幼稚園の先生は
寿退社が当たり前の世界でしたが
今は違います
産休と育休を取得し
復帰して
家庭と子育て、仕事の両立ができるように
働き方改革を進めて行きたいと思います。
これからは
女性が働く社会を作っていく日本になります。
まだまだ
こういう当たり前を作れずにいる社会状況かもしれません。
しかし、
同じ女性として
同じ母親という立場として
女性が本当の意味で家庭と仕事の両立ができる
『わが子を犠牲にしない』
先駆けの職場にしていきたいです。
保護者の皆様には
見えないところですが
私の仕事とは
子どもたちにより良い教育を受けてもらうには
質の良い先生を育て、先生たちにもより良い環境作りをすることだと思っております。
若い先生も必要ですが
子育てをしている先生も必要なのです。
先生の質を高めるには
いろいろな環境の先生がいて
その先生たちみんなで協力し合い
子どもたちのことを一番に考えて
教育していくことだと思っています。
そして
子育てをしている先生が
わが子のことで休むということは
ご理解していただきたいと思っております。
現在
コロナウィルス感染防止対策により
娘の面会ができず
メールでのやり取りをしていますが
点滴が痛いようで
泣きそうなメールが来ます。
高校生ですが
代ってあげたいと思いますし
とても心配です。
メールが来たら
すぐに返信するようにしています。
何歳になっても
変わらないオモイはあるのです。
娘が入院した日
先生たちは
私に
「帰ってください。一緒に病院に行ってあげてください」
と送り出してくれました。
とても感謝しています。
今いる先生たちとは
お互いに尊重し合い
助け合い
質の良い教育を目指して進んでいける
ファミリーです。
園長小山布由奈