園長先生の
のびのびLAND

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私ができないから言えない

人を育てる人の悩みです。

しかし
私ができないから言えない…
のでは
人は育たない

私ができなくても
言わなければならない

ならば

私も、そうなりたいから
一緒に理想に向かって歩いていこう

理想を語ってみてはどうか?

完璧な人間なんて誰もいない

自分ができないから言わない
としたら
自分よりか優れた人間は育ちません。

人は
『過去から学ぶ』
ことによって
全てが発展してきました。

前者よりも
後者は
より良くなるのです。

なぜなら
過去から学ぶという
『学習』
を人間はできるからです。

先生が子どもを育てる
親が子どもを育てる
近所の人や周りの大人たちが子どもを育てる
先輩が後輩を育てる
上司が部下を育てる

育てるということは
自分ができないことも
伝えていかなければならないのです。

わが子は
私を越えて欲しい
そう思っていますし

若手の先生たちは
私たちを越えて欲しい
そう思います。

鬼滅の刃(無限列車編)での
煉獄杏寿郎の最後のことば
『柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない
竈門少年、猪頭少年、黄色い少年。もっともっと成長しろ。そして…
今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君たちを信じる』

煉獄杏寿郎は
自分が倒せなかった相手でも
後輩が成長することによって
いつか倒してくれる
そう願いをかけたように

私たちも
これから生きていく
若手に…
子どもたちに…
願いをかけてもいいのではないでしょうか

自分よりも後を生きていく人に
自分を犠牲にしても
成長させようとした煉獄杏寿郎

それが本来の
生き物のあり方なのでしょう

後世を生きていく若者たち、子どもたちが
私たち世代を越えて
より良い国を
世界を作ってくれることを望みます。

その為には
自分ができなくても
理想を伝えて
育てていくことは
大切なことだと思います。

私も
ここで様々な話をしていますが
立派な人間ではなく
こんなことを語れる人間でもありません。
酔いしれているという人もいることでしょう。

けれど
私ができないことでも伝えて
皆様のお役に立てれば
これほど嬉しいことはありません。

人が人を育てることは
簡単なことではありません。

だからこそ
保護者の方と一緒に
お子様を育て

その子どもたちは
私たちを越えて成長して欲しいと
願っています。

ひとつだけ
間違えてはならないのは
子どもはペットではありません。
親の思い通りにはいきません。
期待してもいいけれど
期待のし過ぎは
子どもに負担をかけます。

願いをかけても
子どもを親の思い通りに強引にさせてはなりません。

そこは気をつけて
願いをかけて育てて欲しいと思います。
私自身も肝に銘じて育てて参りたいと思います。

園長小山布由奈