園長先生の
のびのびLAND
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私たちは当たり前のことを当たり前だと思っている
それは
当然であろう
しかし
その当たり前に目を向けてみると
当たり前の裏には
たくさんの人と
たくさんの人の努力がある
例えば
水が水道から出る
ガスが付く
電気が付く
電車が動く
バスが走る
コンビニがある
スーパーに品が並ぶ
ドラッグストアに品が並ぶ
当たり前である
しかし
このコロナ禍で
トイレットペーパーが世の中から消えた時には
日本中がパニックになった。
ドラッグストアにトイレットペーパーがあるのが当たり前だった。
この当たり前だったことが崩された時に
初めて
不便さと有り難さを感じる。
人間は
当たり前を作られていると
その当たり前に慣れてしまい、当然になってしまう
悲しい生き物である
しかし
トイレットペーパーが私たちの手の中に入るまでに
どれだけたくさんの人が動いているのだろうか
トイレットペーパーだけじゃない
水道から水が出るまで
電気が付くまで
電車が時間通りに動くまでに
どれだけの人たちの努力があるのだろうか
私たちが生活している上で
この
『当たり前』
のことに
感謝をして生きていきたい
私はそう思う
当たり前を作ってくれている人達に
感謝をしたい
そして
それと同時に
私たちは当たり前を作らなければならない
私たち高尾幼稚園の先生たち、職員たちも
『当たり前』
を作る
それが
プロである
さて、高尾幼稚園の
『当たり前』
とは?
昨日よりも今日、成長した姿でお子様を保護者様の腕の中に無事におかえしすること
である
研修や朝礼で先生たちに繰り返し言う
それほど
私が大切にしていることである。
なぜなら
入園説明会で保護者の方々に
昨日よりも今日、成長した姿でお子様を保護者様の腕の中に無事におかえしします
と
私は約束をしているからである。
約束を破るわけにはいかないのである。
先日
火事の避難訓練があった。
私は先生たちに
音楽会より避難訓練の方が大切なのだと話した。
演奏が下手でもニュースにはならない
けれど
避難訓練が上手くできないままにし
本当に火事が起きた時逃げ遅れたら
ニュースになる
誰もが
どちらが大切か理解できる。
火事に逃げ遅れたら
大切なお子様を保護者の方の腕の中に成長した姿でおかえしすることができなくなる
絶対にあってはならないことである。
高尾幼稚園の行動基準の一番は
「安全」
教育活動は三番である
この行動基準からしても
音楽会より避難訓練が大切なのは
一目瞭然である
この私のおもいを
どうかわかって欲しい
と
先生たちに話しました。
高尾幼稚園で行われている全てのことに
「安全」
を一番に考え
保護者様の腕の中に
おかえししています。
3月も避難訓練があります。
2月よりも3月
避難訓練が上手になって
保護者様の腕の中におかえし致します。
当たり前のことですが
この
『当たり前』
を大切にしていきたいです。
そして
「安全」
を作るために
「やらない」
選択ではなく
「安全」
を作り
「する」
という選択をします。
卒園式します。
園長小山布由奈