園長先生の
のびのびLAND

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私には向いていない

私には向いていない…

耳にします

では
何だったら向いているの?

と聞きたいです。

私自身
園長先生という職が向いていると思っておりません。

人の前で話すことは苦手
(これは園長先生として致命的)
人をまとめることも苦手
決断力もない
気持ちが弱くすぐに落ち込む
大人の人達のトラブルを仲介するのも苦手

先生たちは
私が園長先生で困っていることもあると思います。

先日の遠足
雨が降っている?降っていない?
これから降る?止むの?
朝からリーダーの先生と電話をしていて
「どうしよう…」
そんなことを私に言われても
困りますよね

決断するのは私。
リーダーの先生は私の決断待ちをするしかないのです。

そんな園長先生
向いてますか?

向いてないですよ

向いていない
だから
辞める??

とんでもない
辞めません。
辞められません。

一生背負って生きていく覚悟です。

しかし
実習でたったの2週間から4週間で
私は向いていない
と諦めてしまう学生さん

就職して
1~2年で
私向いていない
と諦めてしまう社会人の方々

向いている職業とは
何なのでしょうね…

好きな職業
向いている職業

そんな職につけたら
そんな職を見つけられたら
どれだけ幸せなことなのでしょうか

人は好きなことだけをして
楽しいことだけをして
生きているのではありませんよね
嫌なこともあります。
辛いこともあります。

嫌なことや辛いこと、頑張らなければならないことがあるからこそ
楽しさを味わうことができるのです。

ずっと遊んで暮らして
楽しいことだけをしていると
物足りなさを感じます。

これは
私が学生の時に
体験済みです。

3年生になり
受験も終わり、部活もなくなり
楽しいことだけになった日々より

部活を必死にやっていた時の方が
充実していて
楽しかったです。

つまらなさ
物足りなさを
感じました。

社会に出て
辛いこともあるでしょう

子育てをして
辛いこともあるでしょう

しかし
振り返った時
頑張っていた時の自分が
一番充実をして
楽しかったと思います。

双子の子育ては
とても大変でしたが
振り返ると
あの頃は充実し、毎日が楽しかったです。

以前にもお話をしたことがあるのですが
仕事より
子育ての方が大変です。

なぜなら
子育ては24時間365日です。
子育てをしなければならない責任があります。
大変だからと
逃げることは絶対にできないのが子育てです。

しかし
仕事はどうでしょうか?

時間は決まっている。
上司が責任を取ってくれる。
最終手段は
『辞めればいい』
のです。

子育ての方が大変だと思いますよね。

ママたち
頑張っています。

積極的に子育てしているパパも頑張っています。

私たち人間は
より良いカタチで
次の世代に繋げる為に
生まれてきたのです。

本来のするべきことは
一番大変なことでもあるのです。

この大変なことができる大人に育てなければなりません。

ではどうすればいいのか…

どうやって?

幼児教育で土台をしっかり作り

大変なことも
嫌なことも
乗り越える力を作っておくのです。

『向いていない』
なんて
軽く言える
逃げ言葉で
逃げるような大人には育ててはなりません。

一度逃げた人は
『逃げ癖』
がつき
今後も逃げる人生になることは
言うまでもありません。

未来を見据え
高尾幼稚園で様々な経験をして
苦手なことも最後まで頑張る力を身につけて欲しいです。

私は高尾幼稚園の子どもたちを
『うちの子』
と言います。

うちの子は辛抱できる大人へ愛情かけて育てたいと思います。

園長小山布由奈